本を電子書籍として読む人は、急速的に増えているんじゃないかと思います
そんな中で、電子書籍の価格、値段というものが問題になっています
電子書籍に関しては新刊は売り切れる事もないですし
どんなシチュエーションでも購入し、直ぐにでも読み始めることができます
ですが、新刊が発行されてしばらくすると
紙媒体での書籍やコミックは市場に中古が徐々に出始めます
更に時間が経つにつれて、需要と供給のバランスが崩れて
中古本の価格がかなり安くなるという現象は誰にでも経験があることですよね
極端な例では、中古本が1円というのもあります
なぜこういう現象が起こるのか?
電子書籍はやはり高いのか?を考えていきます
目次
電子書籍よりもまだまだ紙媒体の出版市場規模が大きい
ここ4、5年の間にコンテンツ市場と言われている分野において
電子書籍の市場規模が2倍~2.5倍に増えている
一方で紙媒体のコンテンツ市場は2011年から15年までに8%も下落
とはいうものの紙媒体と電子書籍ではまだその規模は大きく離れています
電子書籍→99億ドル
紙媒体→463億ドル
これから先追いつく時代が来るとは思います
でも現状は広告の媒体としての価値がまだ紙媒体が中心で
マネタイズに関しても電子書籍サービスは発展途上でしょう
電子書籍は電子書店に縛られている
amazonのKindleに出版すれば、手数料は当然取られますし
Koboなら楽天に手数料を支払って出版します
当然のことですが、まだ紙媒体の広告と考えた時に
選択肢の少ない業界ですから、手数料は強気
Appleの手数料は30%
Kindleの手数料は65%
そこから出版社の業務委託手数料や出版社のロイヤリティが差し引かれます
残る作家の報酬は僅か……
電子書籍を開発するにもコストはかかる
「たかが電子書籍!」
「電子書籍は紙代や製本のコストがかからないでしょ?」
なのにどうしてそんなにコストがかかって
購入価格が高くなるんだ?って思います
特にお気に入りを自炊し電子書籍化した経験がある方はそう思うんじゃないでしょうか
- 強気なkindleや楽天Kobo、appleなどのロイヤリティ
- 他にも電子書籍ビューアの開発や維持費
- 不具合の問い合わせ対応やユーザビリティの向上に対する人件費
- EPUB用の電子書籍データの作成コスト
その本をどういう目的で読むのかで中古本か電子書籍かの判断をする
では欲しい本やマンガを紙媒体?電子書籍?どちらで購入するか?
これは目的によって決めましょう
- とにかく安く読みたい
- 物が増えてもを気にしない
- 現物として実感が欲しい
という方は紙媒体の中古本で少し中古本相場が下がった時に購入するのをおススメします
- 本に場所を取られたくない
- いつでもコレクションを閲覧できるようにしたい
- 絶版本や入手しにくい書籍がある
という方は電子書籍での購入するのをおススメします